産業用マザーボード

Intel® x86およびARMアーキテクチャを搭載したマザーボード

ベッコフでは、産業用マザーボード事業を拡大し、自社で開発、設計、生産を行う独自製品として提供しています。自社開発のマザーボードを搭載した産業用PCと組込み型PCを全性能クラスでご用意しています。

また、マザーボードやBIOSの自社開発など新たな取り組みを行ったことで、PC市場の新技術やユーザのニーズへの迅速な対応が可能になりました。ベッコフからスタンドアローン製品として入手できるマザーボードとアクセサリについて説明します。

柔軟なPC BIOSソフトウェア

PhoenixおよびAward BIOS用の完全なBIOSソースコードアクセスにより、特殊なボードファンクションへの適応や、ユーザの具体的なニーズを取り込むことが可能です。BIOS機能は、マザーボードの用途に大きく依存します。商業用途では一般に、消費電力とプログラム負荷とのバランスを取ることが求められます。産業用途では多くの場合、CPUの完全な常時可用性が求められます。たとえば、さまざまな使用モードを反映するように、BIOSでのスピードステップと熱モニタリングの設定が適応する必要があります。

 

スペースに合わせて最適化された標準フォームファクタと特殊フォームファクタ

サポートされている標準フォームファクタは、ATX、スロットCPU、3.5インチ、およびPC/104です。さらに近いうちに多くの規格がサポートされる予定です。 特別な形式の1つである「コンパクト」ボードは、外形寸法がわずか80×120 mmで、24 V DC電源が内蔵されており、すべての信号がコネクタを経由します。 したがって、すべてのユーザインターフェイスコネクタがデバイスに対して明確に配置され、ケーブルで容易に接続することができます。 そのため、「すぐに使用できる」デバイスを構築するためにベースボードや電子回路は不要です。

ベッコフは、すべてのフォームファクタを1つのチップセットで提供することを目指しています。たとえば、チップセットIntel® 855を上記のすべてのボード形状で入手可能です。これにより、同一のアーキテクチャを備えるデバイス群を構築することができます。

 

簡単な冷却

ボードのレイアウトは、簡単で効率的な冷却を行うために最適化されています。冷却に必要なすべての部品がボードの片側に配置されています。ファンレスデバイスの設計を容易にするために、ベッコフは、熱設計電力が低い低電圧CPUと超低電圧CPUを搭載したボードを提供しています。ARMベースアーキテクチャを搭載したCPUを使用することで、非常に低い熱設計電力を達成できると同時に、Windows CEオペレーティングシステムを実行する余裕もあります。

 

あらゆる世代のボード間の設計互換性

ボードの世代が異なっても技術的に可能な限り、ボードサイズとコネクタ位置は同一に保たれるため、デバイスのアップグレードが容易になります。当然ですが、テクノロジが新しくなれば新たなコネクタを組み込む必要があることもあります。そのため、これが100 %可能なわけではありません。

 

長期間の供給体制

市場におけるコンポーネントの入手可能性に基づいて、最低5年間はボードを購入できます。 すべてのコンポーネントが、長期間供給できることを基準にして採用されています。たとえばCPUとチップセットは、製造メーカの組込み製品ラインの一部である場合にのみ採用されます。

 

EtherCAT 対応

ボードのイーサネットポートは、EtherCAT (eXtreme Fast Control 性能、柔軟なトポロジ、および簡単なコンフィグレーションを特長とするリアルタイムイーサネットフィールドバス)の実行に最適です。EtherCATは、高性能CPUとともにあらゆる分野のサブミリ秒制御サイクルに利用できます。

 

補助オンボードインターフェイス

オンボードタッチスクリーンコントローラ、I²C、SMB、およびGPIOは、デバイスで使用されている部品数を全体的に削減します。一部のボードにはMini PCIソケットが搭載されています。ベッコフは、フィールドバスマスタ/スレーブ(PROFIBUS、CANopen、DeviceNet、SERCOS)、10/100/1,000 Mbit/sのイーサネット、容量が128 KB、256 KB、512 KBの不揮発性メモリ(NOVRAM)を搭載したカードなど、このソケットで使用できる便利な各種カードを取り揃えています。

 

オペレーティングシステムのサポート

ベッコフは、Windows NT、2000、XP、XP Embedded、Windows Vista、Windows CEといったMicrosoftオペレーティングシステムをすべてサポートしています。組込みシステム業界で、ベッコフはMicrosoft Embedded Gold Partnerに認定されています。組込みソリューションの構築および実現の並外れた専門技術を持つ、実績のある業界リーダとして高く評価されています。ボードハードウェアは、LinuxやQNXといった他のオペレーティングシステムの実行にも適していますが、そのサポートは、他社またはお客様に任されます。これらのオペレーティングシステムを使用される場合、ベッコフがお役に立てるのは、ハードウェアとBIOSの技術詳細を提供することのみです。当然ですが、ARMベースアーキテクチャでは、Windows XPやVistaのような「巨大な」オペレーティングシステムを実行できません。しかし、適切なサポートパッケージBSPを使用してWindows CEを実行することができます。ご希望に応じて、ベッコフは、オペレーティングシステムおよびライセンスとともにプリインストールされた「すぐに使用できる」デバイスを構築し、提供することができます。

 

製造品質

ベッコフは自社PCでさまざまなマザーボード製品を使用しており、品質を第一の目標としています。堅牢性と信頼性を重視し、高品質の電子部品のみを使用しています。すべてのボードが目視検査、電気検査、および機能検査に合格しなければなりません。製造日とシリアル番号がボードに明記されます。

 

お客様対応のカスタマイズと統合サービス

ボードとBIOSはデバイスのカスタマイズニーズに応えることができます。さらにベッコフは、筐体、ディスプレイ、その他の各種電気/機械インターフェイス、オペレーティングシステム、アプリケーションソフトウェアを含む、完全な組込みユニットの設計および製造の経験が豊富です。

 

ベッコフマザーボード – ドイツのヴェストファーレンで製造されるハイテク製品

ボードの完全なエンジニアリングと設計サイクルおよび製造がドイツのヴェストファーレンの2つの拠点、ミュンスターとベッコフ本社のあるフェアルで行われています。このような地理的背景により、エンジニアリング、製造、および品質管理の間の短いターンアラウンドサイクルが確保されます。また、お客様のご意見に対して可能な限り迅速に応答することもできます。

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